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生活必需品セクターETFの特徴と比較について

生活必需品セクターは景気に左右されないディフェンシブ銘柄で構成されています。

2008年は全てのセクターが暴落しましたが、生活必需品セクターは-15.4%にとどまっています。(最大の暴落は金融セクターの-55.3%)

ポートフォリオに組み込みたい生活必需品セクターの特徴とおすすめETFについて解説しています。

生活必需品セクターに関する記事はこちらです。

生活必需品セクター

生活必需品セクターは生活に欠かせない飲料水や日用品などの商品やサービスを提供している企業で構成されています。

過去リターンについて

生活必需品セクターの特徴は以下の通りです。

  • 不況に強いディフェンシブなセクター
  • 連続増配、高配当銘柄が多い
  • 商品、サービス理解がしやすい

前述の通り、景気に左右されないディフェンシブな銘柄で構成されています。

他のセクターとの比較すると以下の表になります。

S&P500セクター2008リターン2020年リターン過去10年平均リターン
【CONS】生活必需品セクター-15.4%10.8%12.24%
【HLTH】ヘルスケアセクター-22.8%13.5%17.44%
【UTIL】公益事業セクター-29%0.5%11.78%
【TELS】通信サービスセクター-30.5%23.6%10.85%
【COND】一般消費財セクター-33.5%33.3%18.39%
【ENRS】エネルギーセクター-34.9%-33.7%-0.81%
【S&P500 】S&P500セクター-37%18.4%14.49%
【INDU】資本財セクター-39.9%11.1%12.99%
【REAL】不動産セクター-42.3%-2.2%10.65%
【INFT】情報技術セクター-43.1%43.9%21.82%
【MATR】素材セクター-45.7%20.7%10.06%
【FINL】金融セクター-55.3%-1.7%12.34%
(出典:novelinvestor.comより筆者作成)

生活必需品セクターは2008年では-15.4%にとどまっています。過去10年の平均リターンも12.24%と安定しています。

どんな局面でも安定しているセクターは投資家にとっても心の支えになります。

高配当・連続増配について

生活必需品セクターは高配当・連続増配企業が多いのも特徴です。

代表的な銘柄は【PG】プロクター&ギャンブル、【KO】コカ・コーラ、【WMT】ウォルマート、そして【PM】フィリップモリスなどが挙げられます。

代表的な銘柄の配当に関する情報は以下の通りです。

銘柄名配当利回り
【PG】プロクター&ギャンブル2.37%
【KO】コカ・コーラ3.17%
【WMT】ウォルマート1.62%
【PEP】ペプシコ2.93%
【COST】コストコホールセール0.81%
【PM】フィリップモリス5.38%
【MDLZ】モンデリーズ・インターナショナル2.05%
【MO】アルトリアグループ6.81%
【EL】エスティローダー0.71%
【CL】コルゲート・パルモリーブ2.26%
(2021/3/26)

生活必需品セクターを代表する銘柄は配当能力が高いことがわかります。

プロクター&ギャンブルやコカ・コーラは50年以上増配しています。日本で30年以上増配しているのは花王の1社しかありません。

米国の生活必需品セクターが配当能力に優れているかわかります。

生活必需品セクターETF比較

生活必需品セクターを代表するETFは以下の通りです。

【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETF
【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF
【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド

【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETFと【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンドは米国を中心に構成されています。

【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETFは米国の他に欧米や日本なども含まれています。

ETFの中でも上記3本は経費率が低いのが魅力です。

【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETF

ファンド名【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETF
1年トータルリターン39.98%
資産総額(十億 USD)5.403
設定日01/30/2004
年間分配金利回り2.17%
経費率0.10%
投資対象国・地域米国
構成銘柄数97銘柄
投資対象セクター生活必需品
運用会社Vanguard
(2021/3/26)

上位10銘柄(21年3月26日時点)

NO銘柄名保有比率配当利回り連続増配期間
1【PG】プロクター&ギャンブル13.83%2.46%64年
2【KO】コカ・コーラ8.84%3.22%58年
3【WMT】ウォルマート8.14%1.65%48年
4【PEP】ペプシコ7.84%3.05%48年
5【COST】コストコホールセール5.68%0.86%16年
6【PM】フィリップモリス4.57%5.41%12年
7【MDLZ】モンデリーズ・インターナショナル3.69%2.13%7年
8【MO】アルトリアグループ3.64%6.92%13年
9【EL】エスティローダー3.09%0.53%0年
10【CL】コルゲート・パルモリーブ2.98%2.33%20年
(2021/3/26)

【VDC】バンガード・米国生活必需品セクターETFは米国の大型企業を中心に構成されています。

経費率は0.10%と他のETFと比べても割安です。

プロクター&ギャンブルやコカ・コーラを含む97銘柄に分散されています。

配当利回りは2.17%決して高い水準ではありませんが、安定した配当を望めます。

【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF

ファンド名【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF
1年トータルリターン31.03%
資産総額(百万 USD)520.920
設定日09/21/2006
年間分配金利回り2.71%
経費率0.46%
投資対象国・地域米国・英国・カナダ・日本・フランスなど
構成銘柄数91銘柄
投資対象セクター生活必需品
運用会社iShares
(2021/3/26)

上位10銘柄(21年3月26日時点)

NO銘柄名保有比率配当利回り連続増配期間
1【PG】プロクター&ギャンブル8.57%2.46%64年
2【NESN】ネスレ8.47%2.71%24年
3【KO】コカ・コーラ4.67%3.22%58年
4【PEP】ペプシコ4.16%3.05%48年
5【ULVR】ユニリーバ4.11%3.76%20年
6【WMT】ウォルマート4.05%1.65%48年
7【COST】コストコホールセール3.99%0.86%16年
8【PM】フィリップモリス3.89%5.41%12年
9【DGE】ディアジオ2.76%2.32%7年
10【OR】ロレアル2.61%1.24%37年
(2021/3/26)

【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETFは米国の他に英国・カナダ・日本・フランスなど先進国を中心に構成されています。

経費率が0.46%と他のETFと比べると高くなっています。

銘柄数はVDCとほとんど変わりません。

【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド

ファンド名【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド
1年トータルリターン34.23%
資産総額(十億 USD)10.986
設定日12/22/1998
年間分配金利回り2.12%
経費率0.12%
投資対象国・地域米国
構成銘柄数33銘柄
投資対象セクター生活必需品
運用会社State Street
(2021/3/26)

上位10銘柄(21年3月26日時点)

NO銘柄名保有比率配当利回り連続増配期間
1【PG】プロクター&ギャンブル15.72%2.46%64年
2【KO】コカ・コーラ9.78%3.22%58年
3【PEP】ペプシコ9.12%3.05%48年
4【WMT】ウォルマート9.05%1.65%48年
5【MO】アルトリアグループ5.22%6.92%13年
6【PM】フィリップモリス4.77%5.41%12年
7【MDLZ】モンデリーズ・インターナショナル4.67%2.13%7年
8【COST】コストコホールセール3.99%0.86%16年
9【EL】エスティローダー3.72%0.53%0年
10【CL】コルゲート・パルモリーブ3.67%2.33%20年
(2021/3/26)

【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンドはVDCと同じく米国の大型企業を中心に構成されています。経費率も0.12%と割安です。

保有銘柄が33と少ないので、米国の大型企業への集中投資が特徴です。

まとめ

生活必需品セクターは景気に左右されないディフェンシブ銘柄で構成されています。

2008年は全てのセクターが暴落しましたが、生活必需品セクターは-15.4%にとどまっています。

どんな局面でも安定していることは投資家にとって心の支えになります。

生活必需品セクターは配当に関する意識も非常に高いです。

ディフェンシブなポートフォリオの参考にしてください。