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【COST】コストコ・ホールセールの1Q決算について解説

現地時間12月9日に米小売店の【COST】コストコ・ホールセールが2021年9-11月期決算を発表いたしました。決算の影響をうけて株価は+34.49ドル(6.58%)上昇しています。

2021年6-8期決算に関する記事はこちらです。

今回は生活必需品セクターの【COST】コストコ・ホールセール最新決算について解説します。

2021年9-11月期決算概要

コストコの1Q決算の詳細は以下の通りです。

  • 売上高:503.6億ドル(前年比+16.5%)
  • 純利益:13.24億ドル(前年比+13.5%)
  • 1株純利益:2.98ドル(前年比+13.74%)
  • 営業利益:16.93億ドル(前年比+18.39%)

コストコの1Q決算は売上高、純利益とも前年から二桁成長となっています。主力の米国は9.9%増、カナダは8.3%増となってます。米国ではサプライチェーン問題により食料品などが値上げしていますが、消費者の購買意欲は堅調で、同社の売上は好調な結果となりました。

ネット通販は13.3%増、会員費は+9.8%増の9.46億ドルとなっています。コストコは通常の小売店とは異なり、会員制のビジネスモデルを展開しているので、売上が安定しています。会員費があるので商品の価格を下げることも可能になるので他の店舗より安く販売することも可能になります。

売上の明細は以下の通りです。

  • ウェアハウスクラブ:494.2億ドル
  • メンバーシップ手数料:9.46億ドル

前述したようにコストコは会員制のビジネスモデルを展開しています。会員費の売上は全体の1.7%なので割合としては大きくありません。それでも安定した収益を生み出すビジネスモデルとなっています。

過去5年間の収益概要

コストコの過去5年間の収益推移は以下の通りです。

収益は右肩上がりに成長しています。コストコは一般的な小売業とは違い、会員制のビジネスモデルを展開しています。会員継続率については明言されていませんが、8~9割だと言われています。

最新決の発表によると、会員費の売上は9.46億ドル(前年比10%増)となっています。コロナパンデミックでも減収減益していないビジネスモデルはコストコの強みです。

株価推移

コストコの株価推移は以下の通りです。

コストコの株価は過去5年間で+396.81ドル(247.37%)となっています。S&P500指数に連動したVOOの株価が+221.14ドル(106.38%)なので、1.5倍の成長率となっています。

PERは47.94倍と少し割高感はありますが、同社のビジネスモデルを考えると今後も成長が期待できます。

米国では人件費や物流費などコストが増加しており、商品の値上げが進んでいます。値上げすることで消費意欲が低下する可能性もあるので、動向には注意が必要です。

配当実績

コストコは配当能力も優れています。

配当利回りは0.57%なので高配当とは言えませんが、同社は不定期に特別配当を出しています。

過去の配当推移は以下の通りです。

Pay DateAmount
11/12/20210.79
8/13/20210.79
5/14/20210.79
2/19/20210.7
12/11/202010(特別配当)
11/13/20200.7
8/14/20200.7
5/15/20200.7
2/21/20200.65
11/15/20190.65
9/13/20190.65
5/24/20190.65
2/22/20190.57
11/23/20180.57
9/14/20180.57
5/25/20180.57
3/2/20180.5
12/1/20170.5
9/1/20170.5
5/26/20170.5
5/26/20177(特別配当)
2/24/20170.45
11/18/20160.45
8/26/20160.45
5/13/20160.45
2/26/20160.4
11/27/20150.4
8/28/20150.4
5/15/20150.4
2/27/20150.355
2/27/20155(特別配当)
11/28/20140.355
7/25/20140.355
5/30/20140.355
2/28/20140.31
11/29/20130.31
8/23/20130.31
5/31/20130.31
2/22/20130.275
12/18/20127(特別配当)

2020年、2017年、2015年、2012年に特別配当を出しています。

特別配当が支払われた年の配当利回りは3~5%前後になっています。特別配当が無くても1株あたりの配当と増配率は右肩上がりに成長しています。

1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

コストコは17年連続で増配しており、増配率は10%前後となっています。コストコは株価が急騰しているので、配当利回りは低くなっていますが、特別配当を含めると3%前後まで上がります。

同社の安定したビジネスモデルにより増配や特別配当を出すことが可能になっています。

それでも個別株への投資が不安であればETFも優良な投資先になります。

初心向け米国株ETFに関する記事はこちらです。

まとめ

今回は【COST】コストコ・ホールセールの最新決算について解説しています。

コストコの1Q決算は売上、純利益ともに前年比で二けた成長を記録しています。同社は一般的な小売業とは異なり、会員制のビジネスモデルを展開しています。

会員継続率は8~9割を記録するなど、好調に推移しています。

またコストコは配当能力も優れています。配当利回りは低くなっていますが、不定期で特別配当を支払っています。

2012年、2015年、2017年、2020年の過去4回支払っています。

特別配当を含めると配当利回りは3%前後になるので、同社は隠れ高配当銘柄だと言えます。

安定したビジネスモデルを展開している同社はまだ成長の余地があると思います。

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