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【徹底比較】時価総額加重平均と均等加重平均をS&P500ETFで比較

ETFや投資信託はS&P500やナスダック総合指数など特定の指数に連動する金融商品です。

S&P500やナスダック総合指数の価格は時価総額加重平均によって決まります。

時価総額加重平均は時価総額に従って、構成銘柄の比率を決めていく方法です。

S&P500はアップルやマイクロソフトなどの時価総額が大きい企業の組み入れ比率が高くなっています。

組み入れ比率が大きいと下落局面でのダメージが大きくなります。

その対策として均等加重平均があげられます。

均等加重平均は時価総額に関係なく、構成銘柄の比率を均等にする方法です。

そこで今回は時価総額加重平均と均等加重平均をそれぞれのETFで比較していこうと思います。

【この記事でわかること】

  • 時価総額加重平均について
  • 均等加重平均について
  • それぞれの指数に連動するETFの比較

時価総額加重平均について

概要

時価総額加重平均は時価総額に従って、構成銘柄の比率を決めていく方法です。

ナスダック総合指数やS&P500指数が時価総額加重平均で組み入れ比率がきまります。

アップルやマイクロソフトなど時価総額が大きい企業の比率が大きくなります。

メリット

時価総額加重平均のメリットは強気相場で利益を生み出すことです。

GAFAMのような時価総額が高い企業の組み入れが比率が大きいので、成長株の利益を多く受けることができます。

S&P500に連動する【VOO】The Vanguard S&P500ETFは上位10社で約25%を占めています。

デメリット

デメリットは弱気相場でのダメージが大きくなりやすいことです。

時価総額が高い企業の組み入れ比率が大きいので、下落局面では損失が大きくなります。

時価総額が大きい企業は情報技術セクターや一般消費財など景気に左右されやすい特徴があります。

【VOO】組み入れ比率

S&P500に連動する【VOO】The Vanguard S&P500ETFの組み入れ比率をみてみます。

【組み入れ銘柄上位10社】

NOティッカー銘柄組み入れ比率
1AAPLアップル6.20%
2MSFTマイクロソフト5.46%
3AMZNアマゾン4.10%
4FBフェイスブック1.93%
5GOOGLアルファベット1.89%
6GOOGアルファベット1.84%
7TSLAテスラ1.59%
8BRKバークシャー・ハサウェイ1.44%
9JPMJPモルガン・チェース1.39%
10JNJジョンソンエンドジョンソン1.30%
(2021/3/19)

アップルやマイクロソフトなど情報技術セクターの組み入れ比率が高くなっています。

均等加重平均について

概要

均等加重平均は時価総額に関わらず、構成銘柄の比率を同じにする方法です。

ステートストリート社の高配当株ETF【SPYD】が均等加重平均を採用しています。

時価総額加重平均では情報技術セクターや一般消費財セクターも均等加重平均では占める割合は小さくなります。

メリット

均等加重平均のメリットは弱気相場で損失を小さくなることです。

景気に左右されやすい情報技術セクターや一般消費財セクターの占める割合が小さいので弱気相場での損失は大きくなりません。

時価総額加重平均では比率が低いセクターのリターンも受け取ることができます。

S&P500に連動する【RSP】Invesco S&P 500 Equal Weightは1社あたり1%以下で設定されています。

デメリット

デメリットは強気相場で大きなリターンを受け取ることができないです。

情報技術セクターや一般消費財セクターなど成長性の高い銘柄の比率が低いので成長によるリターンを受けることができないです。

【RSP】組み入れ比率

S&P500に連動する【RSP】Invesco S&P 500 Equal Weightの組み入れ比率をみてみます。

【組み入れ銘柄上位10社】

NOティッカー銘柄組み入れ比率
1AAPLアップル0.28%
2MSFTマイクロソフト0.28%
3AMZNアマゾン0.28%
4FBフェイスブック0.28%
5GOOGLアルファベット0.28%
6GOOGアルファベット0.28%
7TSLAテスラ0.28%
8BRKバークシャー・ハサウェイ0.28%
9JPMJPモルガン・チェース0.28%
10JNJジョンソンエンドジョンソン0.28%
(2021/3/19)

均等加重平均は組み入れ比率はすべて同じになっています。

時価総額加重平均【VOO】と均等加重平均【RSP】の比較

時価総額加重平均と均等加重平均をS&P500に連動するETFで比較していきます。

  • 【VOO】The Vanguard S&P500ETF
  • 【RSP】Invesco S&P 500 Equal Weight

VOOとRSD比較

運営会社バンガードインベスコ
ティッカーシンボルVOORSP
ファンド総資産202.361[十億USドル]24.405[十億USドル]
設定日09/09/201004/30/2003
経費率0.03%0.20%
保有銘柄数511銘柄504銘柄
直近配当利回り1.54%1.26%
過去3か月トータルリターン6.08%11.24%
過去3年トータルリターン14.59%13.21%
過去5年トータルリターン16.04%14.32%
(2021/3/19)

バンガード社のVOOは経費率が0.03%と低コストで運用が可能です。

ファンド純資産もおよそ10倍近い差があります。

過去5年のリターン比較

(2021/3/19)

直近5年のリターンはVOOが+16.04%とRSPの+14.32%を上回っています。

しかし直近3か月と短い期間でみてみると、VOOが+6.08%とRSPの+11.24%を下回っています。

時価総額加重平均は情報技術セクターや一般消費財セクターの比率が大きいので景気に左右されやすい特徴があります。

同じS&P500指数に連動していますが、リターンが異なるのでどちらの投資するか自分にあったほうを選んでみてください。

まとめ

時価総額加重平均と均等加重平均についてS&P500指数に連動するETFで比較してきました。

VOOとRSPはS&P500に連動していますが、組み入れ比率が異なります。

長期的なリターンでは、VOOがアウトパフォームしていますが、短期的なリターンはRSPがアウトパフォームしています。

他にもおすすめETFがあるので参考にしてください。