ETF

【ETF】高配当ETFのVIGとVYMについて解説

これから投資を始める方におすすめしたい金融商品が「ETF」です。ETFは個別株とは異なり、手軽に分散投資することができるので、投資の原則である「長期・分散・積立」をすることができます。

例えばS&P500指数に連動した「VOO」は米国企業の大型企業500社で構成されているので、分散能力がとても高いといえます。他にも米国市場に上場している4,000社で構成されている「VTI」やナスダック100で構成されている「QQQ」などが人気です。

ETFを販売している運用会社は「バンガード」や「ブラックロック」などがあげられます。特にバンガード社が運用しているETFは経費率が低く、種類も豊富なので人気があります。

投資初心者におすすめしたいバンガードETFに関する記事はこちらです。

今回はその中でも優れた配当能力をもっている「VIG」と「VYM」について解説します。

高配当ETFについて

バンガード社が運営する高配当ETFは「VIG」と「VYM」があります。どちらも配当能力に優れたETFですが、条件や構成銘柄がことなります。

それぞれの特徴を理解して投資先を決めてください。

【VIG】【VYM】概要

ETFは特定の指数や条件にあった銘柄で構成されています。

VIGとVYMの概要は以下の通りです。

ティッカーシンボルVIGVYM
名称バンガード・米国増配株式ETFバンガード・米国高配当株式ETF
構成銘柄数272415
設定日04/27/200611/16/2006
純資産(単位B:10億)69.8B43.2B
直近配当利回り1.79%3.29%
経費率0.06%0.06%
配当月1, 4, 7, 101, 4, 7, 10
連続増配期間8年11年
1年トータルリターン 25.79%26.80%
3年トータルリターン22.92%17.38%
5年トータルリターン17.12%11.63%

●【VIG】バンガード・米国増配株式ETF→10年以上連続で増配している272社で構成

●【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF→20年以上連続で増配している 415社で構成

VIGは10年以上連続で増配している272社で構成されています。配当利回りは1.79%と高いわけではありませんが、安定した配当を期待することができます。株価は過去5年間で+86.06ドル(99.90%)となっています。

VYMは20年以上連続で増配している415社で構成されています。配当利回りはVIGを上回る3.29%と高いですが、配当利回りが高い企業で構成されているので、今後は減配などのリスクもあります。株価は過去5年間で+37.78ドル(49.55%)となっています。

株価比較

VIGとVYMの過去5年間株価推移は以下の通りです。

【VIG】バンガード・米国増配株式ETF

【VIG】バンガード・米国増配株式ETFは10年以上連続で増配している272社で構成されています。

VIGの特徴は以下の通りです。

  • 10年以上連続で増配している272社で構成
  • 配当金は8年連続で増配している
  • 株価はVYMをアウトパフォームしている
  • セクター別構成比率は情報技術セクターが20%でトップ

【VIG】構成銘柄

【VIG】バンガード・米国増配株式ETFの構成銘柄は以下の通りです。

ティッカーシンボルセクター構成比率
【MSFT】マイクロソフト情報技術セクター4.97%
【JPM】JPモルガン金融セクター3.75%
【UNH】ユナイテッドヘルスヘルスケアセクター3.60%
【JNJ】J&Jヘルスケアセクター3.55%
【HD】ホームデポ一般消費財セクター3.27%
【PG】P&G生活必需品セクター2.89%
【V】VISA金融セクター2.83%
【CMCSA】コムキャスト通信サービスセクター1.95%
【ABT】アボットヘルスケアセクター1.89%
【ACN】アクセンチュア情報技術セクター1.88%

高配当銘柄の代表的なP&GやJ&Jが含まれています。あまり高配当のイメージがない、マイクロソフトやVISAも10年以上連続で増配しています。

【VIG】セクター別構成比率

【VIG】バンガード・米国増配株式ETFのセクター構成比率は以下の通りです。

情報技術セクターが全体の2割を占めており、資本財、金融、ヘルスケア、生活必需品、一般消費財も10%以上の構成比率となっています。

10年以上連続で増配している企業が条件になっているので、景気に左右されにくいディフェンシブな銘柄で構成されています。

セクターに関する記事はこちらです。

【VIG】1株あたりの配当と増配率

【VIG】バンガード・米国増配株式ETFの1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

VIGは8年連続で増配しており、過去10年間の増配率は8.75%となっています。

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFは20年以上連続で増配している415社で構成されています。

VYMの特徴は以下の通りです。

  • 20年以上連続で増配している415社で構成
  • 配当金は11年連続で増配している
  • 株価はVIGをアンダーパフォームしている
  • セクター別構成比率は情報技術セクターが20%でトップ

【VYM】構成銘柄

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFの構成銘柄は以下の通りです。

ティッカーシンボルセクター構成比率
【JPM】JPモルガン金融セクター3.69%
【JNJ】J&Jヘルスケアセクター3.14%
【HD】ホームデポ一般消費財セクター2.89%
【BAC】バンク・オブ・アメリカ金融セクター2.59%
【PG】P&G生活必需品セクター2.55%
【XOM】エクソンモービルエネルギーセクター2.00%
【PEF】ファイザーヘルスケアセクター1.79%
【CSCO】シスコ・システムズ情報技術セクター1.73%
【CMCSA】コムキャスト通信サービスセクター1.72%
【PEP】ペプシコ一般消費財セクター1.63%

高配当銘柄の代表的なエクソンモービルやペプシコなどが含まれます。VIGと比べるとバリュー株が多いイメージがあります。

VIGと比べると配当利回りは高くなりますが、株価の上昇はやや低めです。

【VYM】セクター別構成比率

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFのセクター構成比率は以下の通りです。

金融セクターが全体の2割を占めており、ヘルスケア、生活必需品、情報技術も10%以上の構成比率となっています。

20年以上連続して増配している企業で構成されていますが、金融セクターなど景気に左右されやすいシクリカルなセクターが上位を占めているで、リスクはやや上がります。

【VYM】1株あたりの配当と増配率

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFの1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

VYMは11年連続で増配しており、過去10年間の増配率は8.95%となっています。VIGと比べると配当利回りや増配率が高くなっています。2008年のコロナショックではVYMの増配率が2.26%なので、不景気では鈍化しそうです。

まとめ

今回は高配当ETFの「VIG」と「VYM」について解説してきました。

【VIG】バンガード・米国増配株式ETFは10年以上連続で増配している272社で構成されています。配当利回りは1.79%でやや低めですが、株価は5年間で+86.06ドル(99.90%)となっています。

配当に加えて株価の成長も期待できるETFとなっています。

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFは20年以上連続で増配している415社で構成されています。配当利回りは3.29%と高いですが、株価は5年間で+37.78ドル(49.55%)となっています。

配当能力は高いですが、バリュー株が多く構成されているので株価の伸びがやや悪いです。

どちらのETFも低コストで運用することができるので投資初心者にもおすすめです。

ETFを選ぶ参考にしてください。

▼【初心者向け】米国株配当ETF13銘柄に関する記事はこちらです。

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