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【IBM】IBMの株価が9%急落した理由について解説

現地時間10月21日にIBMの株価が9%急落いたしました。理由は第4四半期決算の発表が市場予想を下回ったことで株主が落胆したためです。

今回はIBMの株価が急落した理由と最新決算について解説します。

IBM株価急落の理由

IBMの株価は1日で−13.57ドル(9.56%)と大きく下落しています。

理由としては第4四半期決算の内容が市場予想を下回る悪い結果だったからです。

決算概要については以下の通りです。

  • 売上高…​​​​176億ドル億(前年同期+0.3%)
  • 粗利率…48.0%(前年同期49%)
  • EPS…​​2.52ドル(前年同期1.89ドル)

IBMの最新決算は市場予想を下回る結果となりました。

売上高は市場予想178.3億ドルに対して、176億ドルとなっています。

部門別の売上高は以下の通りです。

  • クラウド・コグニティブ:56.9億ドル(予想:57.8億ドル)
  • グローバル・ビジネス・サービス:44.3億ドル(予想:42.7億ドル)
  • グローバル・テクノロジー・サービス:61.5億ドル(予想:62.9億ドル)
  • システム11.1億ドル(予想:12.6億ドル)

主力のクラウドサービスの収益は好調でしたか、IT管理およびシステム部門の販売不振が響きました。

グローバル・テクノロジー・サービスはIBM売上全体の3分の1を占めています。同部門は11月3日にスピンオフされ、新会社キンドリルとなります。IBMはキンドリルに移る事業を除くと売上高は2.5%増加する計算となります。

スピンオフに関する記事はこちらです。

同社は低成長部門をスピンオフすることでクラウド事業に力を入れていくことになります。

それでも決算内容や通期の見通しを出さないことで株価は急落することになりました。

株価推移

IBMの株価推移は以下の通りです。

IBMの株価は過去5年間で-24.28ドル(-15.91%)となっています。過去10年間、IBMは前年の売上を超えることが出来ていません。

同社の主力事業であるクラウドインフラのシェア低下していることが大きな要因となっています。

クラウドインフラの市場規模は370億ドルに拡大しています。

各社のサービス名とシェアは以下の通りです。

  • AWS(Amazon)-約32%
  • Micrsoft Azure(Microsoft)-約20%
  • Google Cloud(Google)-約9%
  • Alibaba Cloud(Alibaba)-約6%

クラウドインフラは米国企業が大半のシェアを占めています。

AWSが全体の30%を占めており、Microsoft Azureが20%、Google Cloudが9%と上位3社で全体6割を占める計算となります。

IBMは4位に位置していましたが、アリババにも抜かれ5位に転落しています。

株価低迷はクラウドインフラのシェアを拡大できなかったことが要因の一つになっています。

ホルダーは今後IBMがどのように経営していくのか注目していく必要があります。

IBMを売却した理由はこちらです。

1株あたりの配当と増配率

IBMの株価が9%急落したこともあり、配当利回りは5.11%となっています。

1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

IBMの増配率は2015年をピークに減少しています。

売上は過去10年間減少し続けています。ハイテク銘柄は無配当企業も多い中でIBMは配当金を100年以上出しています。

連続増配も25年で配当貴族入りしているので、安定した高配当銘柄だと言えます。

11月3日にスピンオフを予定しているので、今後は減配する可能性もあるので十分注意が必要です。

それでもIBMは配当狙いでも価値のある企業だと思います。

IBMの配当金に関する記事はこちらです。

まとめ

現地時間10月21日にIBMの株価が9%急落いたしました。

株価が急落した理由は最新決算の結果が市場予想を下回ったからです。

決算のポイントは以下の通りです。

  • 売上高は前年同期で+0.3億ドルの176億ドル
  • 低成長部門を11月3日にスピンオフ
  • クラウドインフラのシェア確保

10年間前年の売上を超えることがで来ていない同社への投資は慎重に行いましょう。

それではまたお会いしましょう。

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