配当金

【連続増配65年】米国最強の配当銘柄P&Gについて解説

現地時間2月16日にプロクター&ギャンブル(PG)から8.70ドル(税引き後6.26ドル)の配当金を受け取りました。これまで受け取った配当金の累計は、611.93ドル(税引き後443.82ドル)となりました。

P&Gは世界最大の日用品メーカーです。アリエール、ファブリーズ、ボールド、レノアなどのブランドを展開しています。生活必需品セクターは景気に左右されにくいディフェンシブなセクターです。連続増配年数は米国トップクラスの65年継続しています。

今回は米国最強の配当銘柄P&Gについて解説していきます。

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P&Gの配当情報について

P&Gは米国に本社を置く、世界最大の日用品メーカーです。取り扱っている事業は「ファブリック&ホームケア」「ベビー・女性・ファミリーケア」「ヘルスケア」など生活に欠かせないサービスです。

生活必需品分野に属しているので、景気に左右されにくいディフェンシブなセクターです。人口が増加している地域では需要拡大が期待できる企業です。

配当に対する意識も高く、連続増配年数は65年継続しており、米国最強の配当企業だと言えます。

配当概要

P&Gの配当に関する概要は以下の通りです。

ティッカーシンボルPG
社名プロクター&ギャンブル
設立1837/10/31
セクター生活必需品セクター
時価総額3832.91億ドル
売上高761.18億ドル
配当利回り2.18%
配当利回り5年平均2.65
連続増配期間65年
配当成長率3年平均6.67
配当性向61%
配当月2,5,8,11
出所:DividendInvestor.com

P&Gは65年連続で増配を継続しており、配当利回りは執筆時で2.18%前後で推移しています。増配率は3年平均で6.67%、5年平均で5.40%となっています。

P&Gのような成熟した企業は増配率の伸びが鈍化する傾向がありますが、直近は9%の増配を行うなど配当に対して積極的です。

P&Gの1株あたり配当と増配率

P&Gの1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

P&Gは65年連続で増配しているので、1株あたりの配当金は右肩上がりに成長しています。成熟した企業は増配率が鈍化する傾向がありますが、過去10年間に平均増配率は5%をこえています。

配当性向は60%前後で推移しているので、まだまだ余力があると思います。

P&Gの配当利回りと株価推移

配当利回り推移

P&Gの配当利回り推移は以下の通りです。

P&Gの配当利回りは2~4%前後で推移しており、執筆時の配当利回りは2.23%まで下がっています。

利回りが低下している要因は株価が上昇しているためです。P&Gの株価は過去5年間で+64.91ドル(71.29%増)となっており、 1月5日には上場来最高値の164.21ドルを記録しています。

同社は株価の成長と配当の両方を期待することができる銘柄です。

株価推移

P&Gの株価推移は以下の通りです。

P&Gは1月5日に上場来最高値の164.21ドルを記録しています。年初来リターンは-6.94ドル(▲4.26%)となっており、S&P500の-571.06ドル(▲11.91%)をアウトパフォームしています。

米国経済はインフレやサプライチェーン問題など不安定な状態が続いています。

最新決算について

2Q決算概要

P&Gの2Q決算概要は以下の通りです。

2021 2Q2020 2Q前年比
売上高20,95319,7456.1%
純利益4,2233,8549.5%
EPS 1.66ドル1.47ドル
(単位 百万USドル)

P&Gが発表した2021年10~12月期決算は、純利益が前年同期比9.5%増の42億2300万ドル、売上高は6.1%増の209億5300万ドルと市場予測を上回りました。

米国ではインフレやサプライチェーン問題が深刻化しており、素材、輸送、人件費のコスト増が続いています。コスト増加にともない、幅広い商品で値上げを行ことでコスト増加を吸収しました。

22年通期の売上高予測を従来の前期比2~4%増から3~4%増に上方修正した。通期で70億~90億ドルとしていた自社株買いは90億~100億ドルに引き上げることも発表しています。

自社株買いにより、さらなる増配が期待できます。

▼第1四半期決算に関する記事はこちらです。

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収益推移グラフ

P&Gの収益推移グラフは以下の通りです。

P&Gの売上は右肩上がりに成長していますが、純利益の伸びは鈍化しています。コスト増加にともない幅広い商品で値上げをすることで利益を確保しています。今後も物価上昇が長期化すれば、個人消費の重しになる恐れがあります。

22年通期の売上高予測を従来の前期比2~4%増から3~4%増に上方修正していますが、引き続き個人消費支出(PCE)の動きには注意が必要です。

まとめ

今回は米国最強の配当銘柄P&Gについて解説してきました。

P&Gは世界最大の日用品メーカーです。アリエール、ファブリーズ、ボールド、レノアなどのブランドを展開しています。生活必需品セクターは景気に左右されにくいディフェンシブなセクターです。連続増配年数は米国トップクラスの65年継続しています。

60年以上連続で増配している企業は米国でも数少ないです。1987年ブラックマンデー、2008年リーマンショック、2020年コロナショックなど、世界経済は60年の間に様々な金融危機が訪れています。

様々な困難が訪れても増配を続けてきた、P&Gはまさに米国最強の増配銘柄だと言えます。

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