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ボーナスで買いたい配当能力が優れた3銘柄について解説

12月に入ってからTwitterではボーナスの話がちらほら見受けられるようになりました。

人材採用会社のエン・ジャパンが行った「2021年の冬季賞与」のアンケート結果によると、21年の冬季賞与は79%の中小企業が「支給予定」であること、また支給予定企業の8割が「2020年と同等以上の金額を支給予定」であることのことです。

昨年はコロナウイルスの影響で冬のボーナスが減額した人も多いのではないでしょうか。ボーナスを全額使用するのではなく、高配当銘柄を購入するのはいかがでしょうか。

高配当銘柄は金の卵を産むニワトリと言われています。配当利回り4%の銘柄を10万円購入すれば、年間で4,000円のお金を生み出してくれます。夏と冬で20万円、2年も3年後も購入していけば受け取れる配当金も大きくなっていきます。

そこで今回はボーナスが入ったら購入したい、配当能力が優れた3銘柄について解説していきます。

ボーナスで買いたい3銘柄

ボーナスで買いたい5銘柄は以下の通りです。

  • 【KO】コカ・コーラ
  • 【JNJ】ジョンソン&ジョンソン
  • 【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF

地味な企業が多いと感じるかもしれませんが、どの銘柄も配当能力に優れています。配当金を安定して受け取ることができれば、収入の柱を作ることができます。

配当利回り4%の株式を3000万円保有していれば、税引前で120万円受け取ることができます。今の収入が月10万円増えると考えるとわくわくしますね。

このように配当金は人生を豊かにするものだと思います。

【KO】コカ・コーラ

まずは高配当銘柄の代表格ともいえる【KO】コカ・コーラです。

コカ・コーラをおすすめする理由は以下の通りです。

  • 寡占市場で売上が安定している
  • 圧倒的な知名度を誇っている
  • 長期的に配当を受け取ることができる

寡占市場で売上が安定している

清涼飲料水メーカーは寡占市場で新しい企業が参入するのは難しいです。日本の清涼飲料水市場はサントリー、コカ・コーラ、伊藤園の3社で50%以上シェアを占めています。

日本は人口減少が進んでおりますが、米国は2050年頃までに3億8000万人まで増える見込みになっています。人口が増えればコカ・コーラの販売するチャンスは広がっていきます。

コカ・コーラの業績推移は以下の通りです。

出所:Strainer

売上高は2010年頃をピークに減少していますが、営業利益は増加しています。特に営業利益率は常に20%以上をKEEPしています。

コカ・コーラ制の飲料製品は200以上の国と地域で販売されていていますが、先進国の市場シェアは13%、世界人口の80%を占める発展途上国は5%程度なので、依然として成長の余地は十分にあると考えられます。

圧倒的な知名度を誇っている

コカ・コーラはノンアルコール飲料世界トップ5の内、4つのブランドを展開しています。

  • コカ・コーラ
  • ダイエットコーク
  • ファンタ
  • スプライト

米国国内の売上は【PEP】ペプシコのペプシ・コーラに負けていますが、米国以外ではコカ・コーラが上回っています。

日本でもお馴染みの「ジョージア」「爽健美茶」「綾鷹」「いろはす」「アクエリアス」なども同社のブランド商品です。

コカ・コーラと聞いて何の会社かわからない人はほとんどいないでしょう。

それぐらいコカ・コーラは圧倒的な知名度を誇っています。

長期的に配当を受け取ることができる

コカ・コーラは58年連続で増配をしています。半世紀以上も増配を続けている会社は数えるほどしかありません。

1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックなど、世界経済は50年の間に様々な金融危機がおこっています。

また50年もあれば人の趣味嗜好は変わります。生活必需品と言われた、紙たばこの出荷量は健康志向が高まりから、年々減少しています。他にも甘い飲み物や炭酸飲料なども敬遠されてきています。

それでもコカ・コーラは増配を続けています。長期的な増配が出来ている同社は急速に変化するトレンドに対応している数少ない会社だと言えます。

コカ・コーラの配当に関する記事はこちらです。

【JNJ】ジョンソン&ジョンソン

次に紹介するのは米ヘルスケア企業のジョンソン&ジョンソンです。

おすすめする理由は以下の通りです。

  • 高い収益性を誇るビジネスモデル
  • 長期的な増配と安定した増配率
  • 株価が右肩上がりに成長している

高い収益性を誇るビジネスモデル

ジョンソン&ジョンソンは、「医薬品」「医療機器」「日用品」の3部門で事業展開しているので、どんな局面でも安定した売上をあげることができています。

過去5年間の収益グラフは以下の通りです。

ジョンソン&ジョンソンは安定した収益と純利益を出しています。同社は「医薬品」「医療機器」「日用品」の3部門で事業展開していますが、売上規模は医薬品が50%を占めています。

コロナパンデミックにより通常の手術が行えず、医薬品や医療機器の売上が落ち込みました。それでも2021年の通期業績は928~933億ドルの売上見通しになっており、前年比で+12%程度の成長が期待できます。

また同社の営業CFMは26~28%と高い水準で推移しています。一般的に15%以上を継続できている企業は健全かつ、利益を継続して生み出すことができるので、20%をこえる同社は安定したビジネスモデルを展開していることがわかります。

長期的な増配と安定した増配率

ジョンソン&ジョンソンはコカ・コーラと同じく58年連続で増配しています。

前述したように高い収益性のビジネスモデルを展開しているので、増配も安定しています。また長期的に増配を行っている企業は増配率が低くなる傾向があります。

ジョンソン&ジョンソンの1株あたり配当と増配率は以下の通りです。

過去5年間の平均増配率は5.87%なので、コカ・コーラの4.45%やP&Gの3.45%を上回っています。

配当性向は63%なので配当余力は充分にあると言えます。

ジョンソン&ジョンソンの配当に関する記事はこちらです。

株価が右肩上がりに成長している

ジョンソン&ジョンソンは株価も右肩上がりに成長しています。

過去5年間の株価推移は以下の通りです。

過去5年間で+50.02ドル(43.17%)となっています。配当金は2017年から1株あたり18.78ドル支払われているので、加えると+59%の株価成長率になります。※配当金の税金は考慮していません

ジョンソン&ジョンソンはインカムゲインとキャピタルゲインの両方を期待することができます。

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF

最後に紹介するのは【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFです。

コカ・コーラやジョンソン&ジョンソンなど半世紀以上も増配している企業でも減配や無配になる可能性は0ではありません。少しでもリスクを減らすために分散して投資をおこなうことをおすすめします。

VYMをおすすめする理由は以下の通りです。

  • 20年以上連続で増配している415銘柄で構成
  • 経費率が低いので長期投資に適している

20年以上連続で増配している415銘柄で構成

VYMは20年以上連続で増配している米国企業415社で構成されています。

個別株とは異なりVYMを購入することで、高配当銘柄415社に分散して投資を行うことができます。条件は20年以上連続で増配している必要があるので、無配や減配になるとVYMから外されることになります。

個別株では自分でポートフォリオを調整する必要がありますが、ETFであれば運用会社が自動で行ってくれるので時間や手間がかかりません。

VYMの構成銘柄上位10社は以下の通りです。

社名ティッカーセクター構成比率
JPモルガン・チェースJPM金融3.69%
ジョンソン&ジョンソンJNJヘルスケア3.14%
ホーム・デポHD一般消費財2.89%
バンク・オブ・アメリカBAC金融2.59%
P&GPG生活必需品2.55%
エクソンモービルXOMエネルギー2.00%
ファイザーPFEヘルスケア1.79%
シスコシステムズCSCO情報技術1.73%
コムキャストCMCSA通信サービス1.72%
ペプシコPEP生活必需品1.63%

構成比率の上位は金融セクター、ヘルスケアセクター、生活必需品セクターが多くなっています。

ヘルスケアセクターや生活必需品セクターは景気に左右されにくいディフェンシブなセクターなので、増配期間が長くなる傾向があります。

セクターに関する記事はこちらです。

経費率が低いので長期投資に適している

ETFを購入するときは経費率に注意が必要です。ETFは個別株とは異なり保有しているだけで費用が発生します。VYMはバンガード社が運営しているETFなので経費率が低くなっています。

バンガード社が運営するETFの経費率は以下の通りです。

  • 【VIG】バンガード・米国増配株式ETF/0.06%
  • 【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF/0.06%
  • 【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF/0.07%
  • 【HDV】iシェアーズ コア米国高配当株ETF/0.08%
  • 【SDY】SPDR S&P 米国高配当株式ETF/0.35%

VYMはVIGと同じく経費率は0.06%と低コストで運用することが可能になっています。

短期的に見るとそこまで差はありませんが、投資期間が長くなると経費率はボディブローのように効いてきます。

経費率が低いVYMは長期投資に適した銘柄だと言えます。

バンガード社が運営する高配当ETFに関する記事はこちらです。

まとめ

今回はボーナスで買いたい配当能力が優れた3銘柄についてみてきました。

コカ・コーラやジョンソン&ジョンソンは運用していますが、VYMは購入を検討している銘柄です。

2022年は金融緩和政策が縮小される公算が大きく、米国市場は不安定な1年になるかもしれません。下落局面で保有株式が増えれば、配当金のリターンも大きくなります。

配当金を再投資することで資産は雪だるま式に大きくなっていきます。

ボーナスが支給された人は参考にしてみてください。

▼米国株配当ETF13銘柄に関する記事はこちらです。

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