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【SDY】米国高配当貴族株式ETFの特徴について解説

これから投資を始める方におすすめしたい金融商品が「ETF」です。ETFは個別株とは異なり、手軽に分散投資することができるので、投資の原則である「長期・分散・積立」をすることができます。

例えばS&P500指数に連動した「VOO」は米国企業の大型企業500社で構成されているので、分散能力がとても高いといえます。他にも米国市場に上場している4,000社で構成されている「VTI」やナスダック100で構成されている「QQQ」などが人気です。

ETFを販売している運用会社は「バンガード」や「ステートストリート」などがあげられます。特にバンガード社が運用しているETFは経費率が低く、種類も豊富なので人気があります。

投資初心者におすすめしたいバンガードETFに関する記事はこちらです。

今回はその中でも優れた配当能力をもっている、【SDY】米国高配当貴族株式ETFについて解説していきます。

【SDY】米国高配当貴族株式ETFについて

SDYの正式な名称はSPDR S&P米国高配当株式ETFです。SDYは20年以上連続で増配している米国企業112社で構成されています。

特徴は以下の通りです。

  • S&P1500指数の配当利回りが高い112社のつめあわせパック
  • 20年以上連続して増配している銘柄で構成
  • VIG(1.75%)を上回る配当利回り
  • 経費率は0.35%なのでやや高めの設定

SDYは20年以上連続して増配している企業で構成されており、配当利回りは執筆時で2.78%です。

高配当ETFの【VIG】バンガード米国増配株式ETF(1.75%)より高い配当利回りになっています。

VIGは10年以上増配している銘柄で構成されていますが、SDYは20年以上なのでさらに厳しい条件になっています。

経費率はVIGやVYNなどのバンガードETFより高い0.35%で設定されています。0.35%でも十分低いですが、長期間になるとその差は大きく広がっていきます。

【SDY】基本情報

【SDY】米国高配当貴族株式ETFの基本情報は以下の通りです。

ティッカーシンボルSDY
名称SPDR S&P米国高配当株式ETF
運営会社ステート・ストリート社
構成銘柄数112
設定日11/15/2005
純資産(十億ドル)19.591
配当利回り2.79%
経費率0.35%
配当月1月・4月・7月・10月

SDYはステート・ストリート社が運営するETFです。

配当利回りは2.79%なのでETFの中でも高い水準です。配当は年4回(1月・4月・7月・10月)行われます。

構成銘柄の見直しは年1回おこなれるので、連続増配が止まった銘柄などは組み入れから外されます。

経費率が0.35%なのでVIGやVYMなどのバンガード社と比べると高い水準となっています。

SDYの構成銘柄とセクター比率について

【SDY】構成銘柄

SDYは連続増配20年以上の112社で構成されています。

構成銘柄と組入比率は以下の通りです。

ティッカー銘柄名セクター組入比率
TAT&T通信サービス2.70%
XOMエクソンモービルエネルギー2.47%
CVXシェブロンエネルギー2.32%
PBCTピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル金融2.02%
IBMIBM情報技術1.87%
EDコン・エジソンエネルギー1.77%
AMCRアムコール素材1.77%
ABBVアッヴィヘルスケア1.74%
Oリアルティ・インカム不動産1.71%
NNNナショナル・リテール・プロパティーズ不動産1.68%

SDYの1社あたり組合比率は最大でも3%以下となっています。組入比率トップのAT&Tは既に増配がストップしているので、SDYから外される予定です。

【SDY】セクター別構成比率

SDYのセクター別構成比率は以下の通りです。

金融セクターや生活必需品セクターの占める割合が多くなっています。

特に生活必需品セクターは景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄で構成されているので、増配期間も長くなります。

一方で米国経済を牽引してきた情報技術セクターは3%程度しかありません。景気に左右されやすいセクターは配当が安定しないため、20年以上増配の条件が難しくなっています。

SDYの株価推移

SDYの株価推移は以下の通りです。

SDYの株価は過去5年間で+42.66ドル(49.40%)となっています。S&P500指数に連動したVOOの株価が5年間で110.56%上昇しているので、SDYと比べると倍以上の伸び率となっています。

SDYは配当能力が優れた銘柄で構成されているので、米国経済を牽引した情報技術セクターの組入比率が低いことも要因としてあげられます。

株価比較(VOO・VIG)

SDYの株価推移をVOO・VIGと比べると以下の通りです。

前述したようにVOOやVIGと比べると大きく劣っています。過去5年間で情報技術セクターのリターンが市場を上回っているので、VOOやVIGのパフォーマンスが高くなっています。

SDYは経費率がVOOやVIGと比べると高いので、投資期間が長くなればなるほどリターンに差が広がっていきます。ETFを選ぶ時は構成銘柄や経費率に注意することが大切になってきます。

まとめ

SDYの特徴は以下の通りです。

  • S&P1500指数の配当利回りが高い112社のつめあわせパック
  • 20年以上連続して増配している銘柄で構成
  • VIG(1.75%)を上回る配当利回り
  • 経費率は0.35%なのでやや高めの設定

SDYは20年以上連続している銘柄で構成されているので、採用ハードルが高く設定されています。配当利回りは2.78%と他のETFと比べても高い水準です。

今回は人気の高いSDYについて解説してきました。

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