2021年9月はコカ・コーラ(NYSE:KO)を一株54.00ドルで11株購入しました。
【取引履歴】

コカ・コーラの購入は2021年8月に続き2か月連続となりました。
これでコカ・コーラの保有株数は28株となりました。コカ・コーラは59年連続増配している配当王です。
配当に対して意識の高い米国企業でも50年以上で連続して増配をしている企業は34社しかありません。
コカ・コーラは長期で保有することに適した銘柄だと思います。
1株あたりの配当と増配率

コカ・コーラは59年連続で増配をしているので、1株あたりの配当金は右肩あがりで成長しています。
一方で増配率は2013年の9.80%を最後に下落が続いております。
特に2020年は過去10年で最も悪い、2.50%の増配率となっています。
2.50%の増配率は決して高い水準ではありませんが、コロナウイルスで業績を大きく落としているなかで増配をしたことはコカ・コーラの配当に対する意識の高さを感じます。
コカ・コーラの配当利回りは執筆時で3.10%です。
9月の中旬ごろには57ドル付近まで上昇して、配当利回りは3%を下回っていました。
株価推移

コカ・コーラの株価はコロナショック前が上場来最高値60ドル付近まで上昇しています。
一時は38ドルまで下落しましたが、現在は53ドル付近まで回復しています。
コカ・コーラのような清涼飲料水メーカーは既に寡占市場となっています。
今から新しい企業が参入するのは困難です。
過去5年間の収益

コカ・コーラの売上と利益は減少傾向にあります。
特にコロナショックで2020年は過去5年間でもっとも悪い結果となっています。
映画館や飲食店が休業することでコカ・コーラも売上が減少しています。
しかしコロナワクチンに普及により欧米を中心に経済活動が再開されています。
経済活動の普及によりコカ・コーラの業績も回復しています。
コカ・コーラの2021年第2四半期決算の概要は以下の通りです。
- 売上高…101.29億ドル(前年同期比42%増)
- 営業利益…30.16億ドル(前年同期比52%増)
- 純利益…26.41億ドル(前年同期比48%増)
- 一株当たり純利益…0.61ドル(前年同期比48%増)
売上、利益は共に2桁成長となっています。
経済活動の再開はコカ・コーラにとって追い風となりそうです。
コカ・コーラは寡占市場のなかで安定した利益を上げ続けています。過去5年のキャッシュフローマージンは驚くべき数字となっています。
過去5年間のキャッシュフローマージン
2016年12月 | 2017年12月 | 2018年12月 | 2019年12月 | 2020年12月 | |
収益 | 41,863 | 36,212 | 34,300 | 37,266 | 33,014 |
純利益 | 6,527 | 1,248 | 6,434 | 8,920 | 7,747 |
営業CF | 8,792 | 7,041 | 7,627 | 10,471 | 9,844 |
営業CFM | 21.00% | 19.44% | 22.24% | 28.10% | 29.82% |
コカ・コーラの営業キャッシュフローマージンは20~29%で推移しています。
特に2020年は29%とライバル企業ペプシコの15%を大幅に上回っております。
それだけ本業からキャッシュを生み出していることがわかります。
営業キャッシュフローマージンが安定しているので、継続的に配当金を捻出することが可能になります。
まとめ
2021年9月はコカ・コーラを11株購入しました。
コカ・コーラは59年連続で増配する配当王です。 増配率は2013年をピークに減少しています。
2020年はコロナウイルスの影響で業績を大きく落としています。それでも増配を続けるコカ・コーラは意識の高さを感じます。
コカ・コーラの営業キャッシュフローマージンは29%とライバル企業のペプシコ(15%)を多きく上回っています。
清涼飲料水メーカーは既に寡占市場になっているので、新規参入は難しくなっています。
コカ・コーラは今後も安定した配当を出していくことが予想されます。
それではまたお会いしましょう。
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