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【T】AT&Tの最新決算について解説

10月21日に【T】AT&Tが2021年第3四半期決算を発表いたしました。

今回はAT&Tの最新決算について解説していきます。

ライバル企業のベライゾンの最新決算はこちらです。

決算概要

At&Tの第3四半期決算の内容は以下の通りです。

  • 売上高…​​​​399億(前年同期-5.67%)
  • 純利益​​​…59億ドル(前年同期+110%)
  • EPS…​​0.87ドル(前年同期0.76ドル)

AT&Tの第3四半期決算は好調な結果となりました。

売上高は市場予想404.8億ドルに対して399億ドルと下回っています。しかし純利益は前年同期で+110%増加しています。

1株利益は0.87ドルとこちらも市場予想0.80ドルを上回る結果となっています。

売上高の減少は衛星テレビ会社ディレクTVのスピンオフが影響しています。

一方で無線通信の契約者数が市場予測70万人増に対して、120万人増と大幅に上回っています。増加全体のうち92万人が新規契約者となっています。携帯電話の無料提供などが加入者増加を後押しする形となりました。

米国でのケーブルテレビHBOおよび動画配信HBOマックスの契約者数は6,940万人となり、前年から1,250万人増となっています。米国国内でも710万人増と好調に推移しています。

また加入者の1契約あたりの売上は11.82ドルとなっています。

ケーブルテレビHBOおよび動画配信HBOマックスの加入者は年末までに7000万~7300万人に増えると予想しています。

株価推移

AT&Tの株価推移は以下の通りです。

AT&Tの株価は過去5年間で-15.68ドル(-37.95%)となっています。

通信事業大手のベライゾンが+0.21ドル(0.39%)、Tモバイルが+57.29ドル(100.92%)なのでAT&Tが特に低いリターンとなっています。

第3四半期は好決算となりましたが、株価は下落しています。

株価が低迷していることもあり、同社のPERは8.11倍となっています。TモバイルのPERは42.65倍なので、AT&Tと比べると大幅に低くなっています。

1株あたりの配当と増配率

AT&Tは配当能力に優れた銘柄となっています。

1株あたりの配当と増配率は以下の通りです。

AT&Tは35年間連続で増配していましたが、2021年は据え置きとなっています。

配当利回りは8.11%とかなり高い水準となっていますが、スピンオフ後には半分程度になる見込みです。

それでも配当利回りは4%前後になるので、PER10倍を下回る同社の配当能力は魅力的だと思います。

米国の通信事業はAT&T、ベライゾン、Tモバイルの3社が独占しているので収益は安定しているので、今後も安定した配当を期待することができます。

AT&Tの増配に関する記事はこちらです。

まとめ

10月21日AT&Tが第3四半期決算を発表しました。

決算のポイントは以下の通りです。

  • 売上減はスピンオフによる影響
  • 純利益は前年同期で110%増加
  • 無線通信の契約者数が120万人増加
  • HBOとHBOマックスの合計契約者は年末に7300万人到達見通し

AT&Tの第3四半期決算は好調な結果となりました。

ディレクTVのスピンオフによる影響で売上は減少していますが、通信事業は好調に推移しています。同社の連続増配は止まり、スピンオフ後には配当がおよそ半分程度になる見込みです。

それでも配当利回りは4%前後になるので、他の銘柄より高いことには変わりありません。PER10倍を下回る価格で購入できるのは今しかないかもしれません。

それでも個別株投資はリスクがあるので慎重に行いましょう。

通信サービスセクターに関する記事はこちらです。

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