セクター

米国株・情報技術セクターの代表銘柄と特徴について解説

米国株は産業によって11種類の「セクター」に分けられています。セクターの特徴を理解することで適切なタイミングで投資を行うことができます。

11種類のセクターに関する記事はこちらです。

米国株・情報技術セクターについて解説していきます。

【この記事でわかること】

  • 情報技術セクターの特徴
  • 情報技術セクターの代表銘柄
  • 情報技術セクターの代表ETF
  • 別セクターとのリターン比較

米国株・情報技術セクターについて

情報技術セクターはIT関連銘柄で構成されています。スマートフォンの開発や素材となる半導体や電子装置も作っている会社も含まれています。

代表銘柄は【AAPL】アップルや【MSFT】Microsoft、【NVDA】エヌビディアなどがあげられます。3社は世界時価総額ランキング上位10の中に含まれています。

特に米国のIT関連銘柄の成長はすさまじいです。30年前には世界時価増額ランキング上位10社にはIBMしか入っていませんでしたが、今ではMicrosoft(1位)、アップル(2位)、エヌビディア(9位)、Adobe(28位)がランクインしています。

情報技術セクターは今後も世界経済をけん引するセクターだと思います。

情報技術セクターの特徴

情報技術セクターの特徴は以下の通りです。

  • アップルやMicrosoftなど大型銘柄が含まれる
  • S&P500を上回るリターン
  • 長期連続増配の企業は少ない

情報技術セクターの過去10年リターンは+20.76%でS&P500の+14.55%を大きく上回っています。過去5年間に限定すると+29%の成長率となっています。

アップルやMicrosoftだけでなく、Salesforceやエヌビディアも大きなリターンを出しています。

情報技術セクターを代表する【VGT】バンガード情報技術セクターETFと【VOO】S&P500ETFの過去5年間株価推移グラフは以下の通りです。

過去5年では【VGT】バンガード情報技術セクターETFが【VOO】S&P500を大きくアウトパフォームしています。2014年から6年連続でS&P500を上回るリターンを出しています。しかし年初来リターンはS&P500を下回っています。

それでも情報技術セクターは米国経済をけん引してきたことは紛れもない事実です。インターネットの普及によりIT関連銘柄は今後も拡大していきます。

情報技術セクターの代表銘柄

情報技術セクターの代表銘柄は以下の通りです。

  • 【AAPL】アップル
  • 【MSFT】Microsoft
  • 【NVDA】エヌビディア
  • 【ADBE】Adobe
  • 【CRM】Salesforce

情報技術セクターはアップルやMicrosoftなど超大型企業が含まれています。他には半導体のエヌビディア、動画編集ソフトウェアを提供するAdobe、クラウドコンピューティング・サービスの提供するSalesforceなど該当しています。

情報技術セクターETF

情報技術セクター代表するETFは以下の通りです。

  • 【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETF
  • 【IXN】iシェアーズ グローバル・テクノロジーETF
  • 【XLK】テクノロジー・セレクト・セクター SPDR® ファンド

ティッカーシンボルVGTIXNXLK
純資産[十億ドル]54.9910.562548.700
設定日09/29/200411/16/200112/22/1998
経費率0.10%0.43%0.12%
保有銘柄数34412975
直近配当利回り0.79%0.66%0.66%
過去1年リターン45.90%44.49%45.86%
過去3年リターン34.99%33.09%35.06%
過去5年リターン31.77%29.07%30.43%

情報技術セクターETFは【VGT】【IXN】【XLK】全て40%以上のリターンを出しています。保有銘柄数に偏りがありますが、リターンに大きく差はありません。

情報技術セクターは連続増配期間が短い企業が多く、配当利回りは低い傾向があります。

過去5年間の株価推移は以下の通りです。

5年間のリターンはVGTが他の2本を大きく上回っています。VGTとXLKは経費率も低いので長期投資に向いています。

1年程度であれば、経費率はそこまで気になりませんが長期投資では0.1%でもリターンに差が出るので、なるべく経費率の低いETFを選ぶようにしてください。

【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETF

【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETFは344社で構成されています。過去5年間で株価は+327.81ドル(276.00%)となっています。

アップルやMicrosoftに加えて、VISAやマスターカードなども組み込まれています。

組入上位10銘柄は以下の通りです。

ティッカーシンボル銘柄名組入比率
AAPLアップル19.78%
MSFTMicrosoft16.90%
NVDAエヌビディア4.32%
VVISA2.95%
MAマスターカード2.58%
PYPLPayPal2.43%
ADBEAdobe2.31%
CRMSalesforce2.21%
CSCOシスコ・システムズ1.92%
INTCインテル1.80%

【IXN】iシェアーズ グローバル・テクノロジーETF

【IXN】iシェアーズ グローバル・テクノロジーETFは129社で構成されています。過去5年間で株価は+44.23ドル(246.13%)となっています。

米国企業だけではなく【2330】台湾セミコンダクター、【ASML】ASMLホールディングス、【005930】サムスン電子なども組み入れらています。

組入上位10銘柄は以下の通りです。

ティッカーシンボル銘柄名組入比率
MSFTMicrosoft18.06%
AAPLアップル17.12%
NVDAエヌビディア4.77%
2330台湾セミコンダクター2.90%
VVISA2.53%
ASMLASMLホールディングス2.47%
ADBEAdobe2.25%
005930サムスン電子2.20%
CRMSalesforce2.21%
MAマスターカード2.06%

【XLK】テクノロジー・セレクト・セクター SPDR® ファンド

【XLK】テクノロジー・セレクト・セクター SPDR® ファンドETEは75社で構成されています。過去5年間で株価は+119.49ドル(255.70%)となっています。

組み入れ銘柄はVGTと大きく変わりませんが、構成銘柄数が少なく1社あたりの比率が高くなっているのが特徴です。

組入上位10銘柄は以下の通りです。

ティッカーシンボル銘柄名組入比率
MSFTMicrosoft22.43%
AAPLアップル21.03%
NVDAエヌビディア6.59%
VVISA3.13%
ADBEAdobe2.85%
CRMSalesforce2.66%
MAマスターカード2.59%
PYPLPayPal2.38%
CSCOシスコ・システムズ 2.14%
ACNアクセンチュア2.06%

S&P500セクター別パフォーマンス

S&P500セクター別パフォーマンスは以下の通りです。

Novel Investor Sector Returns QuiltSource: novelinvestor.com

11種類のセクターとS&P500の過去10年間トータルリターンは以下の通りです。

NO.セクター過去10年間リターン
1情報技術+25.03%
2一般消費財+20.22%
3ヘルスケア+18.78%
4金融+17.55%
5S&P500+17.15%
6資本財+15.16%
7不動産+14.13%
8素材+13.75%
9生活必需品+12.70%
10通信サービス+12.38%
11公益事業+11.56%
12エネルギー+4.18%

情報技術セクターの過去10年間リターンは+20.76%でS&P500の+14.55%を大きく上回っています。過去5年間に限定すると+29%の成長率となっています。

アップルやMicrosoftなどの大型企業にくわえて、エヌビディア、Adobe、Salesforceも大きなリターンをだしています。

情報技術セクターETFは大きなリターンを出していますが、大型銘柄で構成されているQQQもおすすめです。

QQQに関する記事はこちらです。

まとめ

情報技術セクターの特徴は以下の通りです。

  • アップルやMicrosoftなど大型銘柄で構成されている
  • 長期間増配している企業は少ない
  • S&P500を上回るリターンを出している
  • 人気ETFは全て高いリターンを出している

情報技術セクターはアップルやMicrosoftなど超大型企業が含まれています。他には半導体のエヌビディア、動画編集ソフトウェアを提供するAdobe、クラウドコンピューティング・サービスの提供するSalesforceなど該当しています。

2014年から6年連続でS&P500を上回るリターンを出しています。

米国のIT関連銘柄の成長はすさまじく、30年前は世界時価増額ランキング上位10社にIBMしか入っていませんでしたが、今ではMicrosoft(1位)、アップル(2位)、エヌビディア(9位)、Adobe(28位)がランクインしています。

情報技術セクターは今後も世界経済をけん引するセクターだと思います。